注文住宅を建てる場合、
「とりあえず、住宅展示場にでも行ってみるか」と
いうことになったりします。
実際に住宅展示場に行くと、
家を見るだけでなく、
「ちょっと話を聞いてみたいな」
という思いは強くなるかもしれません。
ただし、家をすぐに建てたい人もいれば、
1年後には着工したいな、
3年以内には完成させたいな、
いつかはマイホームが欲しいな、
など、人によって家を建てる時期はさまざま。
家に対する「思い」も人それぞれ。
「家」に対する思いが固まってくると、
「このハウスメーカーの家はステキだな」
「このメーカーで建てたらどんな感じになるのかな」
などなど、
まだどのハウスメーカーと契約するかは決めていないけど、
間取りや見積もりを出して欲しくなるもの。
そこで問題になるのが、
あなたがすでに土地を持っているのか、持っていないのか、という点。
ハウスメーカーの人にも必ず確認されますが、もちろん土地を持っていなくても大丈夫。
これから探す、という状態でも問題ありません。
土地を持っていなくても大丈夫ですが、打合せを始める時に、ぜひ準備して欲しい「土地」があります。
準備その❶ ダミー(打ち合せ用)の土地を探しておく
まず、準備して欲しいのは、
「打ち合わせ用の土地」です。
その土地に家を建てることを前提として、ハウスメーカーと話をしていきます。
土地がないことには間取りが作れません。
そこで、希望の土地の形(整形地か旗竿地か等)や坪数に見あった土地を
ネット等で見つけておきます。
あくまで打ち合わせ用ですが、希望している土地を準備しておくとスムーズに話が進みます。
すでに土地がある人は、もちろんその必要はありません。
私は土地を探している最中だったので、
このようなダミー(打ち合わせ用)の土地で、数社から間取りを出してもらっていました。
間取りを作ってもらってから、ハウスメーカーの人にプレゼンを受けてみると分かりますが、
「けっこう、テキトーです」
いや、これは仕方ないことなんです。
何度も繰り返して、ブラッシュアップしていくわけですから。
興味深いのは、
『同じ条件の土地』で、A社・B社・C社に家の間取りを考えてもらった場合、
やはり、A社・B社・C社違った間取りが出てきます。
ここで大切なことは、
A社・B社・C社のアイデアや思い、こだわりが入っているかどうか、です。
これを聞きだすためにも「土地」が必要なんです。
土地がなくても、「打ち合わせ用の土地」が必要なんです。
最初の打ち合わせ段階で、
ある程度ハウスメーカーを見極めなければいけませんからね。
準備その❷ おおよその予算を決めておく
いよいよハウスメーカーの人と話をする、となった場合でも、
構えたりしなくて大丈夫です。
相手はプロだから、ちゃんと、こちらのニーズをうまく引き出してくれます。
ニーズだけでなく家族構成や年収、職業…などもしっかり聞かれます。
ちなみに、預金額や頭金にどのくらい出せるか、
親からの援助(贈与)はあるかなども聞いてきます。
わたしの場合、自己資金は「ゼロ」と答えたので、
「本当に貯金もないんですか?」
「親は出してくれないんですか?」
と、けっこうしつこく聞かれました。
本当に自己資金はなかったので、フルローン。
実際、家づくりの過程において、
追加工事が発生することを想定しておいたほうがいいいし、
カーテン代や家具代、保険代なども予算として考えておく必要があります。
最初の打合せの時は、一応、
自己資金(預金額)は「ない」、
親からの援助(贈与)も「ない」としておくほうが、
後々値引き交渉がしやすいし、
不測の予算にも対応できるのでおススメです。
わたしは、保険と追加工事にけっこうお金がかかりました。
また、具体的な金額、「外構込みで、2500万以内で建てたい」など、
おおよその予算を決めておきましょう。
準備その❸ 気に入った雑誌の切り抜きをとっておく
打ち合わせ用の土地と予算さえ準備しておけば大丈夫なんですが、
ちょっと番外編。
打合せのとき、
自分の想いや希望をうまく伝えられない人は、
写メや切り抜きを見せた方が早いし、正確です。
そのためにも、できるだけ自分の理想に近いものを見つけておくことをオススメします。
もちろん、他のメーカーのものでも構いません。
住宅展示場をまわるときも、ネットや本を見たときも、
『これいいな〜』と思ったものはすべて写メしておく。
・外観
・玄関
・階段
・リビング
・キッチン
・バスルーム
・トイレ
・洗面台
・寝室
これ以外にも、できれば、
・各部屋の照明、壁、床
・家具類
・棚
これが後ですごく役に立ちますよ。
カテゴリー別に写真を保存しておくといいですね。